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アンドーバーレスリングチームの新コーチ、アルカンバルトさんに

アンドーバーレスリングチームのヘッドコーチとして二十二年間就任した1986年卒業生リック・ゴルハムさんが辞任は表明した。彼の後任者は現在同チームアシスタントコーチを務める2006年卒業生のカシー・アルカンバルトさんとなる予定だ。彼女の就任は史上初ニューイングランドプレップスクールの女性レスリングコーチとして歴史に残ることになる。元アンドーバーレスリングチーム所属のアルカンバルトさん自身ゴルハムさんからレスリングを教わったという。彼女は以前から受け継がれる厳しいスポーツであるからこそ生まれるチームの密接な関係を築き上げてづつたいと考えている。アルカンバルトさんと新主将で現11年生のマリソル・ヌゲントさんによるとゴルハムさんは今年特にチームの絆を重要視してきたという。アルカンバルトさんは、「ゴルハムコーチはチームの団結力がいかに重要かよく口にしていなした。私たちのチームがどれだけ絆があり、真面目で一致団結しているか語っていました。これらは私がチームの一員だった時と変わりませんが、自分がどんな人であろうと自分がチームの一員でありたいと思う気持ちが一番重要なのだと言っていました。」と語った。ヌゲントさんは、「アンドーバーのレスリングチームには二十五年間女性選手がいましたがゴルハムコーチほど女性を対等に扱おうと言う人は見たことがありません。彼はチームのインクルージョンに誇りを持っているようです。私の以前いた公立校ではゴルハムさんほど私を対等には扱ってくれませんでした。彼がマサチューセッツで多くの女性とレスリングで関わってきたかは一目瞭然です。」と語った。ゴルハムさんによると彼のコーチとしての業績は試合結果ではなく選手の個性を伸ばすことにあるという。彼によると、「私のコーチとしての業績に勝ち負けは関係ありません。それよりも重要なのは時に厳しく、時に優しい指導環境で選手をいかに伸ばすことができるかです。これは私が度々私を訪れる卒業生から学んだことです。彼らは試合の勝ち負けよりもチームの中での経験の方が強く印象に残っていると語りました。」ゴルハムさんはアルカンバルトさんにチームの一員として何が重要なことなのか教えました。「彼は私がレスリングが好きになったきっかけです。レスリングから教わった人生の教訓は今でも覚えていますし私の人生に影響を与えてくれたと思います。私が生徒だった頃に学んだことを今度は私が教えることになるというのは少し不思議な感じがします。」ヌゲントさんによるとアルカンバルトさんはチームに新しいエネルギーを与えてくれチームを偉大にしてくれることを期待している。「彼女は本当に活力に溢れています。グラハムコーチは二十二年間コーチを務めていたので彼女の就任はチームに新しい風を吹かせてくれると思います。エネルギーと情熱に満ち溢れている彼女ならさらにチームを活性化させてくれるはずです。」続けて、「彼女には多くのアイデアがあります。チームのポテンシャルを信じ、改善する方法を考えており、スポーツ推薦の新しい方法も考慮しているそうです。いつも新しい案を持ち出して来ていつでもチームをいい方向に持って行ってくれると信じています。」近年、アルカンバルトさんは女子高校生のレスリング選手をサポートし続けている。アルカンバルトさんはフィリップスアカデミーにおいてレスリング女子の試合を作り上げ、初回の9人という参加人数から六年間で50人に増やした。彼女によると、この試合はニューイングランドのプレップスクールや公立校に通う女子にとってのプレミアリーグの一つとなるという。アルカンバルトさんはレスリング女子により多く試合の経験を通して学んで欲しいと考えている。「このキャンパスの中で男女合同のスポーツはレスリングしかないように思えます。私たちはともに練習をし、試合をします。また、女子メンバーのマリソルさんは主将です。彼女が試合に出る際は男子と一緒に試合をします。試合を通して選手たちは多くを学ぶのでレスリング以外にも男女合同で試合ができるようなスポーツが増えればいいなと思います。練習を一緒にすることでメンバーはお互いに尊敬し合うような雰囲気が生まれます。このような雰囲気がアンドーバー レスリングチームには存在すると考えています。」アルカンバルトさんによるとチームで作り上げられたメンバー同士の絆は大人になっても続き、これがきっかけで卒業生たちがコーチとしてチームに戻ってくることは少なくありません。アルカンバルトさんによると、「チームの絆は大人になっても続きます。私たちはチームに恩返しをするつもりでコーチとして現在の生徒たちに私たちが学んだことを教えたいと考えています。私たちは今でも生徒たちとともにマットの上で試合をしているつもりです。」